ピロリ菌外来

ピロリ菌外来

ヘリコバクター・ピロリとは?

  • 胃の中に生息している細菌で、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの原因になることがわかっています。
  • 胃・十二指腸潰瘍では80〜90%がピロリ菌に感染しています。
  • ピロリ菌を除菌することで、胃がん発症率を減少させることがわかっています。
  • 国内での感染者は人口の約35%と言われています。
  • 感染経路は母子間(口から口) が最も多いとされています。
  • 最新の報告では胃がんの99%以上がピロリ菌関連によるものとされています。

ピロリ菌検査

  • 迅速ウレアーゼ検査 (胃カメラ検査時に胃の組織を採取)
  • 血液または尿中抗体検査 (採血または検尿検査)
  • 便中抗原検査 (検便検査)
  • 尿素呼気試験 (呼気中の二酸化炭素測定) ※ 最も精度が高く、普及している検査法

当診療所では、尿素呼気試験に用いる 呼気中13CO2分析装置 (赤外分光分析装置) 「POCone®」 を町田市内の開業医としては初めて院内に導入し、検査薬服用後おおよそ20分でピロリ菌感染の有無を診断しています。

除菌治療

  1. 3種類のクスリを朝夕2回、7日間服用、その後8週間以上経過した後に除菌判定をおこないます。当診療所での除菌成功率は90%以上です。
  2. 初回の除菌治療に失敗した場合は、薬の一部を変更し再度7日間服用します。

※ 2次除菌までは保険診療が適用されます。

除菌治療の副作用として、一時的な下痢・軟便、味覚異常、皮膚の異常などが考えられます。

ピロリ菌診断〜治療の流れ - 保険診療の場合 -

  1. 胃カメラで慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍と診断された場合はピロリ菌検査へ
  2. ピロリ菌検査(尿素呼気試験など)の実施
  3. ピロリ菌陽性であれば除菌治療をおこなう
  4. 8週間以上経過後に除菌判定をおこなう

※ ピロリ菌感染の有無だけの検査は自費診療となります

費用一覧

■ 保険診療

胃カメラで 「ヘリコバクター・ピロリ胃炎」 が疑われた場合には、保険診療でピロリ菌の検査・治療が可能です。

■ 自費診療 (※ 診断には初診料が含まれています)

  • ピロリ菌診断 (尿素呼気試験)      10,800円
  • ピロリ菌診断 (検便検査)         8,640円
  • ピロリ菌診断 (採血検査)         8,640円
  • ピロリ菌診断( 尿素呼気試験) +胃カメラ 32,400円
  • 除菌治療+除菌判定           16,200円

【参考】 ピロリ菌感染症認定医一覧

平成28年度町田市胃がんリスク検診 (ABC検診)

■ ABC検診とは?

血液検査でピロリ菌感染の有無と胃粘膜の炎症程度(萎縮)を診断し、胃がんのリスクをA〜Dの4段階で評価します。

・検査項目: 問診、血液検査 (ピロリ菌抗体、血清ペプシノゲン)
・検診期間:2016年5月27日〜2017年2月28日
・対象者:過去に胃がんリスク検診を受けたことのない35才以上の町田市民
   ※ 詳細はコチラ

胃カメラと静脈麻酔に関して

静脈麻酔とは検査中に点滴からおこなう麻酔のことです。静脈麻酔下では、苦痛を伴うことなく安全に安楽な状態で胃カメラ検査を受けることができます。

■ 静脈麻酔をおこなうことで得られるメリット

  • 検査中の苦痛が劇的に軽減する
    胃カメラ検査では直径10mm程度の電子スコープが口からのどを通って挿入され、検査中はこの状態が維持されます(経口内視鏡の場合)。個人差はありますが、のどの異物感や嘔吐反射はつらいものがあり、思わず涙ぐんだ経験をお持ちの方も多いかと思います。静脈麻酔をおこなうことで、これらの苦痛は劇的に軽減し安楽な状態で検査を受けることができます。
  • 検査時間の短縮 / より詳細な検査が可能に
    患者様が安楽な状態でいることで検査はスムーズにおこなわれ、検査時間の短縮や、より詳細な検査が可能になります。

静脈麻酔下では、呼吸・心拍・血圧モニタや血中酸素飽和度モニタで全身状態が厳重に管理されるので、安全に胃カメラ検査を受けることができます。検査終了後に処置が施されることにより、直ちに麻酔から覚醒し体は通常の状態へと戻ります。